やけど

 やけどはその深さによってI度熱傷からIII度熱傷にわけられます。


 I度熱傷は皮膚の表面だけのやけどで、ヒリヒリした痛みはありますが、皮膚にはやけどをした部位に赤みがあるだけの状態です。 このやけどはとくに治療をしなくても傷跡をのこすことはありませんが、痛みや炎症を抑えるために、軟膏を塗るといいでしょう。


 II度熱傷は水疱(みずぶくれ)ができるやけどです。このタイプのやけどは、適切な外用処置で1-2週間で治る軽症のものと、1ヶ月から2ヶ月治療期間が長引く重症のものがあります。このタイプのものの中には以下に述べるⅢ度熱傷のように、外科的治療を必要とする場合もあります。


 III度熱傷は、皮膚の全層(神経や血管のある層とその下の層全て)がやけどしている状態です。自然治癒には非常に時間がかかりますので基本的に入院して植皮術などの外科的治療が必要になります。


 やけどの治療は、比較的軽度のものは、軟膏治療で治癒しますが、重症になれば皮弁や植皮(別の部位から皮膚を持ってくる)などの外科的療法が必要となる場合があります。