いぼ

 一般的に「いぼ」と言えば、皮膚の表面にできる、比較的硬い出っ張ったできものを指します。いぼの原因はウィルスです。皮膚の小さな傷口にこのウィルスが入り感染することで、肌にいぼを作ります。


 いぼには、原因やできる場所などによって色々な名前がついています。遭遇することが多いイボには次のような種類があります。大きなものから小さなものまで、その原因やできる部分によって様々な名前が付けられているのです。ここでは、いぼの種類について代表的なものを詳しく解説していきます。


尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

 「尋常性(じんじょうせい)」とは、「一般的な~」、とか、「普通の~」、とかの意味です。皮膚科の病名では今でもよく使われる言葉です。尋常性疣贅は、「ごく普通のイボ」というぐらいの意味です。
尋常性疣贅は、大人だけでなく子供にもよく発症します。指や肘(ヒジ)や膝(ヒザ)付近によく出来ます。この部分は、こすったり怪我をするなどの機会が多い場所で、小さなキズからウィルスが入り込んで、いぼが出来ます。多くの物は硬く突起しており、円形をしており、大きくなるにつれ表面がゴツゴツあるいはザラザラとしてきます。


足底疣贅(そくていゆうぜい)

 尋常性疣贅が足の裏にできたものです。尋常性疣贅と組織的には全く同じものですが、体重がかかる部分にできるため、いぼが表面に突出できず、足の裏の角質にめり込んだような形になります。外見上は、うおのめ(角質が肥厚したもの)に似ています。うおのめは痛みを伴うことが多いですが、痛くない場合もあり、両者の区別が非常に難しいこともあります。

裸足になる機会が多い人や学童児にも多く見られます。

 

老人性イボ

 皮膚の老化現象で「脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)」とも呼ばれます。日光に当たりやすい場所(顔、腕、肩、手の甲など)にできることが多く、最初は褐色の薄いシミから始まり、次第に拡大し、一部は隆起してきます。この隆起した部分を脂漏性角化症と呼びます。
脂漏性角化症のほとんどは良性のものですが、中には皮膚癌である可能性もありますので、急に色が濃ゆくなった、大きくなった、出血しやすいなど、何か気になることがあれば、切除して組織検査を行った方が良いでしょう。